第7章 7 (裏あり)
気づけば午後5時。
ドアが2回ノックされる。
このノックの仕方は…
「………リヴァイだ。」
ハンジはバンバンバンと手をパーにして叩く。
エルヴィンは3回、小刻みにノックする。
朝からリヴァイのことで憂鬱になっていただけに、ちょっと会いたくないかもしれない。
でも無視するわけにもいかないので、私は返事をした。
「はーい。
開いてるよ。」
「入るぞ。」
リヴァイが部屋に入ってくる。
ベッドに寝転がっている私を見てため息をついた。
「とんでもねぇ顔をしてるな。
生気が全くねえぞ。」
「まぁね。」
「何だ。」
「別に何でもないよ。
ちょっとセンチメンタルモードなだけ。」
「………………。」
「で、何?」
「特に用はない。」
「暇潰し?」
「そんな所だ。」