第7章 7 (裏あり)
リヴァイは私のベッドに腰かけた。
私の長い黒髪が枕元に置かれたリヴァイの手に絡まる。
するとリヴァイは手で私の黒髪をパシッと弾いた。
「ソフィア…お前、髪伸びすぎだ。」
確かに私の黒髪はおへそにかかるくらい長い。
「立体機動してて、邪魔じゃねえのか。」
「壁外調査の時はちゃんと結ってるじゃん。」
「だとしてもだ。
壁外調査の時、近くで見ててヒヤヒヤする。
巨人どもに髪掴まれたら終わりだぞ。」
この黒髪は、リヴァイには話してないけど、巨人に殺された母親ゆずりの宝物だ。
バッサリと切るのは嫌だ。
言い返そうと口を開きかけて考える。