第5章 5 (裏あり)
――――――……。
ぱちっと目を開ける。
気づけば辺りは真っ暗になっていた。
やだ…私寝入っちゃったんだ…。
時計を確認するともう6時。
単純計算で8時間も寝てしまっていたみたいだ。
リヴァイはどこにいった?
リヴァイを探そうとベッドから抜け出そうとしたとき、横に誰かが寝ているのに気づく。
「……………リヴァイ。」
リヴァイは自分の腕を枕にして、小さく寝息をたてていた。
あれ…考えてみたら私、リヴァイの寝顔見るの初めてだ。
一緒に寝たことはあるけど、いつも私が先に寝てしまうし、
起きるのもリヴァイの方が早い。
私が目を覚ます頃にはいつも紅茶を飲みながら書類やらを片付けているのがオチだ。
初めての寝顔をまじまじと見る。