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《イケメン戦国》初恋〜運命の赤い糸〜

第8章 〜想いよ、届け〜


『安土城の皆様は、どなた様も
皆、優しいですよ
光秀様は、人の心を見通すかのように
その人の心の動き感情を正確に
察知されてる方だからこそ
的確に、その人の欲しい言葉も
刃になる言葉も使えるお方。

秀吉様は兄の様に懐の深い思いやりの
ある方ですし、その誠実さと忠義心は
誰も真似できません。』

栞は、『うん、うん』その通りと頷く。

『政宗様は、男気溢れるように見えますけど
繊細な心遣いは、女の私でも叶わないかも
と思うほどです。それがお料理の味に
出てますよね。

三成様は、存在そのものが
癒しですね。純粋さの塊でできてる
ような方です。寝食を惜しんでまでの
知識欲は凄いと思います。
とても一途な方。それにあの・・・』

『/// 天使の微笑み///』と二人同時に答えた。

『そうなの、あのイケメンモデル並
の笑顔に癒されちゃうのよねー』

すると雪姫が『いけめんもでる?』
と不思議そうな顔をしたので
(やばいー、)と焦り
『あっー、私の国では、
端整な顔立ちの格好いい
男の人をそう呼ぶの
うん、そう、お国訛りが
思わずでちゃった、てへっ』と
もの凄く目を泳がせながら誤魔化した。

『他の皆は、分かるけど家康様のは
分かりにくい』と栞が言うと

『家康様は、とても照れ屋さん
なのだと思います。自分の本心を
隠すために天邪鬼になるのかと。
でも、とても一途で強くて優しい方。
それに、ここからの庭の眺めと
栞さんのお部屋からの
眺めとでは、少し違うのでは?』

『あっ、そうだね。私の部屋からは
松の木は半分隠れちゃうかも』

『私は、当分は歩けませんから
部屋から出られません。
毎日同じ空間にいては、気が滅入るだろうと
庭が綺麗に見えるこのお部屋にして
下さったのだと思います。
決して、口にはしませんけれどね。』
穏やかな優しい微笑みを湛える雪姫。
その横顔に一瞬、恋する女性を
見た気がした栞。
(やっぱり、綺麗だなぁ)

(答えなんて分かってるけど
せっかく皆の話になったし聞いて
みようかな。恋バナは楽しいし)

『じゃあーあ、雪姫さんは
武将さん達の中で好きな人はいる?』

『えっ、な、何を急に//』
雪姫は、突然そんな質問をされて
驚いて動揺してした。

(わっ!珍しい、雪姫さん動揺してる)

『なに、なに、怪しい。その反応だと好きな
人いるんだー』




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