第1章 初めてのイベント!
「私、お風呂入ってくるね」
渉「わかった」
渉、ほんとに喜んでくれてたなぁ。
思い切って作ってよかったなぁ。
なんてお風呂に入りながら考えてたら、扉の外から渉の声が………
渉「?ちょっと買い物に行ってくるね」
「はーい」
こんな時間に何を買いに行くんだろう?
デザートかなぁ?アイスとか買ってきてくれるかなぁ…………
なんて色々妄想してたら、渉が帰ってきた気配がした。
それから何かをしている音が………
渉、何してるんだろう?
やっぱり、デザートの用意かな♪
ん?デザート?………………何か忘れてるような………
「あ"!!!!!!!」
ケーキの存在忘れてた(汗)
渉、気づいてないかなぁ(汗)
慌ててお風呂から出てキッチンに向かった。
そこにはニコニコ顔の渉と甘ーい香り
そしてテーブルにはフルーツがたくさん乗ったケーキが…………
「わ、渉?そのケーキって………」
渉「ん?冷蔵庫に入ってたやつだよ」
やっぱり(汗)…………あれ?でもあのケーキは黒焦げのハズ…………
「そのケーキ………焦げてなかった?」
渉「焦げてたけど、表面削ったら中は大丈夫そうだったから生クリームとフルーツで仕上げてみた」
「あのさ………そのケーキ………」
渉「が作ってくれたんでしょ。ありがとね。さ、仕上げはがやって」
そう言って私にチョコペンとホワイトチョコのボードを渡した。
私は心を込めて書いた。
〃Happy Birthday Wataru♡〃
それをケーキに乗せてローソクに火をつけた。
「渉、誕生日おめでとう」
渉「ありがと」
2人で作ったケーキは、今まで食べたどのケーキよりも美味しかった。
来年こそは上手く作るぞ!!