第2章 銀色のカラス
「前の島でオウムから買った情報だとこの島らしいが…」
オウム。海賊専門の情報屋。
ロー達が前回シルバークロウの情報を求めて訪ねた情報屋だ。
たまたま見つけた情報屋であり、オルニスと知らなかったロー達。しかも1週間前にその島にシルバークロウがいたらしい。
オウムによればこの島にシルバークロウがいるのだが…
『あいつは一つの島で一組にしか情報を売らない。今の情報ではその島だが移動の間に情報が買われていたらそこにはいない。それを頭に置いておけ』
世界で一人の情報屋は長く島に滞在せず、情報の買い手がつけばすぐに次の島に向かう。
運が良ければ会えるという存在だ。
「とにかく、1%でも島にいる可能性があるなら探す。」
「「「アイアイ…」」」
ローとハートの海賊団クルーであるベポ、シャチ、ペンギンは彼の後ろをついて歩く。
その様子を一人の人物が見ている事も知らず…。