第22章 オルニスが集う地へ
「リオ一人で行かせねぇ。俺達も行く」
「お前ならそう言うと思っていたよトラファルガー」
「ベポ、この島に向かえ」
「アイアイ!!」
ベポはエターナルポースをもらうと航海室へと走っていく。
「これからアオス島に向かう。お前ら着くまで気を抜くなよ」
「「「「了解しました!!」」」」
ローの指示に全員が動く中、リオはクレインの前で複雑な思いを抱いていた。
「お前に出来る事はシルバークロウとしての責務を全うする事だ」
クレインの言葉にしばらく考えるが覚悟を決めたように一度頷き、自分の左手首に二つのブレスを付ける。
「よし…じゃあアオス島に向かえばいいのね」
「あぁ。俺は先に向かう。港に到着したら迎えをよこす」
「了解」
クレインはリオの返事を聞くと船の柵を乗り越え、下に停めていた船に乗り込んだ。
そしてこの会話の2日後にスパローが海軍に捕まった記事が新聞に取り上げられた。