第16章 恋慕と葛藤
「シルバーちゃんはレディ達の隣で」
「ありがとう」
リオは空いていたナミの隣に座ると号令がかかり食事が始まる。
リオも目の前にある皿に乗っているサンドイッチを持つと一口食べる。
「美味しい…!」
もぐもぐとサンドイッチを食べ進め、あっという間に1つを平らげる。
「あー…パン久しぶりだぁ…」
「そういやそっちってローがパン嫌いだから他の奴らもパン食わないのかい?」
サンジがサンドイッチを食べるリオにそう尋ねる。
「ロー以外は好きだよ、だからみんなにはパンを出すんだけど…ロー専用のご飯炊いてそれが余るから私も必然的にご飯ばかりなの。本当はサンドイッチ大好きなんだけどね」
あははと笑いながらそう言うと2つ目のサンドイッチに手に取って食べ始める。
「へぇ…じゃあうちでたくさん食べていってね。15時のおやつもあるから」
「はーい!」
リオはサンジの言葉に返事をすると手に持っているサンドイッチの残りを口に入れた。