第3章 どこ見てんだよ(N)
二「…なに。一目惚れ?」
大「エッ!?」
…何、その反応。こそっと聞いたのに、みんなリーダーに注目しちゃったし。そんで、その視線の先にも視線が流れて…。
松「…あれ?あの、もしかして…。こないだの――…?」
おや。今度は潤くん。店員の彼女、お知り合い?
大「ねっ?だよねっ?俺も、そうかなって、さっき…」
リーダーも知ってるご様子。
翔くんにマンツーでメニュー解説させられてた店員さん。作務衣風の制服が似合う女の子。歳は俺らより若いかな。どうやら、二人の知り合いらしい。
松「ほら。こないだ来たとき、一緒に飲んだじゃん」
相・二「…え?」
いきなり振られて、思わず相葉くんとハモっちゃった。いや、違うでしょ。だってあの時、こんな地味な感じの子…
相「え、嘘。いた?あの時って、合コンのときだよね?」
松「そう。合コンじゃねえけど(笑)」
…ていうか、あの時わりとみんな可愛いカッコしてたんだよね。披露宴の帰りとかで。化粧もバッチリでおめかししてて…。でも、こんな感じの子…