第3章 どこ見てんだよ(N)
二「ああっ!あーあー、はいはいはいっ!」
いた。確かにいたわ!おとなしめで一番口数少なかった子だ。他の三人の印象が強くてよく憶えてないけど。はいはいはい、確かにあの子だ!!
二「アレだ。水色っぽい服、だったよね?結構シンプルな…」
店員「あ、はい…」
相「え。あの青の子?え――――っ!!マジ!?うっわ~…すげぇ。全っ然違うね?化粧のせい?うーわっ、マジでわかんなかった…。はァ~…。こんなに変わるんだ、化粧で…」
櫻「コホンコホンッ!…ちょっとは包もうか?相葉くんっ」
店員「ふふ。化粧映えするってよく言われます」
松「いや、でもマジで全然雰囲気違うよ。リーダーも、よく気付いたね」
大「ビール持って来てくれたとき…。手が」
四「手?」
手で気付いたって、あーた。相当マニアックなんすけど。ほら、見てよ他の3人の反応。店員さんもビックリしてるじゃん。
櫻「さすが。見てるところが違う」
大「だって、キレイじゃない?手。ねえ?」
相「う、うん…。きれい、だよね?白くて、ちっちゃくて…?」
店員「え~…。そんなこと…普通ですよね?」
松「…うん」
大「キレイでしょっ!?」
櫻「何だこのやりとり(笑)」
二「にしたってオマエ、どこ見てんだよ。手って。マニアックな趣味だな」
大「ちがっ、そうゆうんじゃなくてっ」
手を押さえて微笑んでる店員さんに、マジで照れてる大野さん。見てるこっちが恥ずかしい初心な反応すんなや、一応アイドルなんだから。