第19章 嵐、代表?(A)
父「それにしてもあんた…アレだなぁ」
相「あれ?って??」
父「お、あ…な、何てんだった?アレだ、アレ」
相「??」
な、なに??
父「おま、ほらっ!おい遥」
遥「え。なぁに?」
父「い…い~…」
俺は遥ちゃんと目を合わせて『?』。どうした親父さんっ。
「~~~ンッ!“イケマン”!そうだ、イケマンだイケマン!ですなぁ、あんた」
「…」
それって、ひょっとして…
「お父さん。“イケメン”、だよ(笑)」
「あ?」
お父さん、マジでいいわ~…(笑)。
「まあ…あんたみたいなイケま…めん、なら…。ちょっと娘にゃ勿体ねえくらいだが…うん…うん…」
「…」
「…」
うん?(笑)
え~っとぉ…。俺、どういう反応したら、コレ…。
困ってたら、遥ちゃんが先に助けてくれた。
「お父さん。残念だけど、相葉さんは彼氏じゃないよ?(笑)」
恐れ多いって遥ちゃんが笑った。
う~ん…。遥ちゃん、やっぱ可愛いな。彼氏でもいいですよってノリで言っちゃいそうかも、俺。
「あ、そうだ。私、花瓶借りてくる。せっかくお花持ってきてもらったのに…」
「あ、うん」
今日は、お世話になった人に挨拶したいっていうお父さんのご要望で、遥ちゃんに頼まれてやってきたんだよね。手術とか大体のメドがたったから、忙しくなる前にって。
でもなぜに俺?たぶん、一番お世話してないよ(笑)。
ま、たまたまスケジュール空いてたし、ドラマ終わって一番時間あったから…なんだけど。『しょーがねえからオマエでいいわ、行ってこい』って。考えたら俺、所長なのにっ!なんなの?ニノのやつ…。
ハッ、あいつが会長?それとも理事長か!?(どっちが偉いのっ?)