第7章 Dumpling
俺の目の前にいる可愛い嫁に屈んでと言われてどのくらい屈めばいいか分からず、とりあえず彼女が立っている身長より低めの位置まで体勢を低くした。
彼女が手を伸ばし、俺の髪の毛に触れたと思ったらその手はどんどん下がり
やがて俺の頬を優しく包むように触れた。
(何をする気だ?)
そんな事を考えていたら、彼女の顔がゆっくり近づき
チュッ
俺の額に彼女の唇の感触があった。
すぐに離れた彼女は顔を真っ赤にしている。
あぁ、これは...俺がいつもやってるやつ。
俺が彼女を抱きしめて、額にキスをする。
本当はその先もあるのだが、彼女はここまでが限界のようだ。
なんでこんな事をしたのかは分からないが、俺自身は可愛い彼女を見れたので理由などどうでもいい。
「リオ、立っていいか?」
彼女にそう尋ねると彼女は何も言わず頷く。
俺は立ち上がると彼女を抱き上げる
「ひゃっ」
突然の事に短い悲鳴をあげる彼女。
俺はそんな彼女の頬にキスをする。
「可愛いぜ...リオ」
「ん...っ」
耳元で囁いた刺激で身体が跳ねる彼女。
何をしても可愛く感じてしまう。
これはこの先に進まないともったいない。
きっと今日はもっと可愛い彼女が見れるだろう。
「家に入ろうか」
俺は彼女を抱き上げたまま、家の中へ入っていった。