第4章 Tree dahlia※
「リオ…いいか…?」
彼の熱に浮かされた声に私は身体が震える。
彼に与えられた快楽で私の思考はぐずぐずだった。
彼とひとつになりたい。
私はコクンとうなずくと彼は私の唇にキスをしてくれる。
そして布が擦れる音がする。
先程彼が上の服を脱いでいたのでおそらく下の…
想像したら更に顔が熱くなるのを感じた。
少しすると私の秘所に熱く固い熱が当てられる。
「挿れるぞ…」
彼の一言の後にその熱が私のナカへ入っていく。
こじ開けるような痛みに身体がこわばってしまう。
「ひ、ぐぅ…ぁ…」
「くっ…!ちから、ぬけ…っ」
彼にそう言われても痛みで力が抜けない。
どう抜いたらいいかわからない。
彼からも辛そうな声が聞こえる。
「ふ、ぅ…っ、ふぇ…」
秘所からはずっと痛みが続く。
どうしたらいいかわからず涙が溢れる。
どうしよう
どうしよう
どうしたら彼は…
「リオ」
彼が私の名前を呼ぶと唇を重ねられる。
口を開かれ、舌が絡ませていく。
濃厚だけど、優しいキス。
彼とのキスで少しずつ痛みが遠ざかるのがわかった。