第25章 兵士長様に看病される
あの後私は意識を失ったようで目を覚ましたらこの状況
「何故私はお前の部屋にいる。そして何故お前ベッドに寝かせられている」
「うるせえな。病人は黙って寝てろ」
「病人じゃねぇ。それに私は仕事をしなければならない。という事で部屋に戻る」
「なんの為にお前を俺の部屋に連れて来たか分かってないようだな...」
いつも怖い顔してるけどいつもに増して凄い形相でリヴァイがベッドから立ち上がった私の前に立ちはだかってきた
「スミマセン兵士長様オヤスミナサイ」
怖すぎてベッドに戻った
いや、仕事めっちゃしたいんだけどこれ、自分の部屋戻るの無理臭いんだけど。ふざけんなよリヴァイ!リヴァイのくせに。元気だったらはっ倒してるぞ。
「いつまで自分の部屋に居られるのですか?兵士長様?」
「ずっと居るに決まってんだろ。じゃねえとお前逃げるからな」
ですよね。これ観念してここで寝続けるしかないな。
そのまま私は体調の悪さを思い出し寝てしまった。
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拷問だよなこれ。自分で連れて来といて何だが、好きな女が自分のベッドで寝てるとか...
しかし相変わらず綺麗な顔してんなこいつ。
チュッ...
流石に熱出して寝込んでる奴に手を出す程人間やめてねーからな。額にキスするだけにしといてやる。
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何処だここ?あ、そういえば倒れてリヴァイの部屋で寝てたんだった。
...スースー...
ベッドにもたれかかってリヴァイが寝ていた
こいつずっと私の看病してたのか。兵士長なんだからもっとやる事あんだろ。だが、おかげで体調が良くなった
「ありがとな、リヴァイ」
寝てる時は眉間に皺寄ってないんだな。というか、めっちゃ髪の毛サラサラだ...触りたい...触っていいよな?髪くらい減るもんじゃないし。
うわ、凄いサラサラなんだけど...めっちゃ手触りいいぞこれ
「んん...」
あ、起きた。そして目が合った
「何やってんだお前?」
「いや、何もしてません」
「じゃあ何だその手は?」
「たまたま手の置き場がここだっただけです」
「なわけねーだろ。もっとマシな嘘つけ」
「あのですね、兵士長様の髪の毛があまりにもサラサラだったので手が離れなかったというか、離れたくなかったというか、スミマセン誘惑に負けました。決して寝込みを襲おうとかではないので許して下さい兵士長様」
この後めちゃめちゃ問い詰められた