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姫モノ語り 【気象系BL】

第9章 ヒメ…ハツジョウサイカイ


松本サイド




気付いてた。
ニノが、俺に好意を抱いてること。



同い年で…同じメンバーで、最初はありえないって感情だった。


けど…ここ最近。
ニノが…すごく可愛くなってきてる。


そのニノを、大野さん…翔くん、相葉さんが優しく見守ってる。
クソ真面目な俺でもそれ位は気付いてた。



何かあるな…と。
感じてた頃。



楽屋から…ニノの甲高いコエ。
俺は思わず…ドアの前に立ちすくんだ。
は?楽屋で何してんの?


ニノのコエが聞こえなくなったのを見計らってドア開けると、何事もなかったかのようにニノと翔くんが居た。




…やっぱり。



ニノが最近可愛くなってるのは…
オトコに抱かれてるから。






それを知った俺は手短な、相葉さんと飲むことに。
相葉さんなら、何でも話してくれるだろ。


でも…思いの外、相葉さんも口が固くて中々その話には触れない。



「俺…見たんだよね。ニノが…してること」



それに対して相葉さんが、悲しく笑った…。



…キュン。



え?



なに?





「…俺、ニノちゃんが好きなんだ」



キュン、キュン…。




うそ。




俺……相葉さんの事??





ニノの事、脅迫しようとしてたけど…




悲しそうに笑う相葉さんを…不覚にも、好きになった。





相葉さんは…ニノが好き。
俺は…相葉さんが…すき?


そして。ニノは……





それからの俺は…どんどん嫌な人間になったみたいにニノと相葉さんの中を壊すことしか考えられらなくなっていた。




そして…
ニノと飯を食べに行くことになって…
告白した。




何でもお前がしたい様には行かないんだよ?




泣き出しそうなニノの顔。


今でも忘れない。




ふふっ。
相葉さんに冷たい態度取ってるみたいだけど、子供が強がってる風にしか見れないよ?



そんなニノを大野さんと翔くんが見守ってる。




ニノ……





お前が好きなモノ。
1つずつ…奪ってくから。



そして……




最後に…



ニノを……
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