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姫モノ語り 【気象系BL】

第1章 ワガママ


「……ご、めん」






……そうだよな。




男から好かれても…気持ち悪いよな。






ぐっと泣くのを我慢して
そのまま布団に潜り込む。





「……おい。ニノ?」


「……忘れて?」


「………」


「……ごめん、なさい」


「……」


「……すきに、なって…ごめんなさい」






焦った俺が馬鹿だった。



もしかして?って。
期待した俺が馬鹿だった。





「……ニノ?」


「……帰って、いいよ?」



情けないわ。




「……酔って、ない?」


「……へ?」


「…シラフで。言ったの?」


「……」


「…ニノ?顔。見せて?」







……ドキドキしながら
布団から顔を出す。





「……っ。まじ??」




やべ。可愛いっ……とか。
潤くんが1人で騒いでる……




「……マジで?」


「……マジ…です?」


「おいで?」






……え?と思ってたら。
潤くんが俺を抱き起す。




「……」


「……ニノ?俺も。ずっと、
ニノが好きでした」


「……え?」


「酔って言われてんのかなーって。
勝手にそう思ってた」


「……」


「…ほん、しん。なんだよな?
さっきの告白」


「……ぁ…う、ん」




潤くんが。
ニヤリと…悪魔みたいに微笑んだ。
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