第5章 ホンリョウハッキ
「今日はね!ニノちゃんが俺に服従するの!」
…くそっ!あんなこと言わなきゃよかった!!
まさか…こんなことになるなんて思ってなかったんだもん!
きっ!と相葉さんを睨むもの遅し…。
手には…昨夜ここで、俺が使ってたオモチャ……。
「ニノちゃん♡可愛がってあげるからね♡」
俺の弱みを握った相葉さんには…敵わない。
「…まじで?こんなの使ってたの?」
相葉さんからオモチャを取って俺を見る翔ちゃん。
「ねー?オモチャよりホンモノが
気持ちいいってニノちゃん気付いたんだよね♡」
……もう。言い返す事が出来ない。
「雅紀もさ?最初は怖がってたから徐々に
解かしていったんだけど…まさかニノがこんなの使ってたとは」
「……きらいになった?」
翔ちゃんの顔を見れずに下を向いたままそう聞く。
「そんなわけねーだろ?
そんな可愛い格好して?出迎えてくれたニノのこと♡」
「…ほんと?おれ、かわい?」
「すっげー、可愛いよ?おいで?」
エプロンをモジモジ握ってた俺の手を
翔ちゃんが握って抱き寄せられた。