第11章 ヒメ…ヤリタイホウダイ

「本当にごめんっ！！」



我に返った相葉さんが慌ててソファの隅に移動して土下座してる。




「ひっくっ…な、んども、じゅ、くんじゃ、ないって、いってたぁ！」



「本当っ！ごめんなさいっ！！」



「ぁいばさんのっ！ばぁかぁ！！」



ポカポカと相葉さんの胸元を叩く。



…ほんとは、悔しかった。




確かに俺が最初に開発されたのは相葉さん。
それなのに…今の相葉さんには潤くんが必要とされてる。
それが、なんか…悔しかった。



「…ばかっ」


「ごめんなさいっ！」



相葉さんは、これから先もずっと俺だけを必要としてるものだとばかり思ってた。だから…余計に歯痒かった。



「…そんなに、潤くんが好きなら、引き止めればよかったじゃん」


「あひゃひゃ…それできたら、ここまで辛くなかったよね…」


「…ね？」



いま…俺は相葉さんの上に跨ってる…。



「ん？」


「…久しぶり、にさ？す、る？」


俺の突然の言葉に固まる相葉さん。



「…俺の事、泣かせたって、大野さん達知ったら、どうなるだろうね？」


「っ…に、の、ちゃん？？」


「ふふっ。あの二人。敵に回したら怖くない？」


「…っ。で、もっ…」


「…いいよ？」


「？？」


「俺を、潤くんだと思って…」


「…に、の？」


「って言うか…コレ、どうにかして？今日あのまま帰ってたら翔ちゃんに突っ込んでたんだけど、貴方の世話したじゃん？さっきの貴方のキスで、反応したまんまなんだよね？」


そう言って俺のおちんぽを触らせる。



「…っ、か、ずっ」


「それとも…翔ちゃんみたいに俺が挿れていい？って…貴方も、反応してるじゃん？」



そう言って跨ってる相葉さんのおちんぽを撫でる。



「っ…に、のぉ…」


「どうする？する？しない？」


「…お、おちゃんに、殺されるっ」


「ん？あの人ね？潤くんの事抱いてんだよ？お互い様じゃない？それが理由で貴方も別れたんでしょ？」


「…」


「…ほら？出さないと、辛いよね？」



…ビンゴ。



やっぱり大野さんと潤くん関係持ったんだ。
相葉さんの表情で見抜いたわ…。


身体を張った俺の演技…
すごいでしょ？