• テキストサイズ

【進撃の巨人】兵長と劣等生

第3章 決断を


「そうか。では本人の意向をまずは聞かなくてはな」


エルヴィンはため息をついた、その時である。
ドアをノックする音とともにキースに連れられてきた1人の少女が開かれたドアの
前に立っていた。


「第105期生・です」


入ってきた少女は敬礼をしてそう言葉を発した。
エルヴィンはもう少し大きな子が来るかと思っていたが、入ってきたのは
意外にも小柄なあどけない少女だった。


「入れ、キースはもう戻っててくれ。私はこの少女と話がしたい。帰りはリヴァイに
送らせる」


そう言うとエルヴィンはキースを返してしまった。
1人残されたは心細いのか小さく震えている。


(この人が調査兵団団長のエルヴィン団長、そしてリヴァイ兵長・・・)


ただの一介の訓練兵の前に現れたのは調査兵団の重鎮2人だ。
自然と足が微かに震える。


「君がかね、私は調査兵団団長のエルヴィンだ。」

「はっ!初めまして・です。」


再び敬礼してそうが応えるとエルヴィンは微笑みながら


「そう緊張しなくてもいい、。なるほど・・・リヴァイが気に入りそうな
素直そうな子だ」
「フン」


リヴァイは鼻を鳴らすとに視線を向ける。


「して・・・、リヴァイ兵長が技能面での補習を申し出てくれたのだが、君は受けるつもりはあるかな」

「え?リヴァイ兵長がですか。」


思ってみない展開には言葉を失う。


「それは本当ですか?」

「ああ、そうだ。。全てはお前次第だ。」


リヴァイは拒否は認めないとでもいうようにムスッとしている。


「でもリヴァイ兵長はお忙しいのでは・・・」

「、お前が俺を案じる必要はない、俺達が聞いているのはお前の意志だ」


そしてエルヴィンは真面目な顔をして続ける


「そして修了後はこの調査兵団に入ってはくれないだろうか。
君は座学は訓練兵団始まって以来の優等生だと聞いている。」


調査兵団と聞いては何かと葛藤するかのようにしばしの沈黙を要した更にエルヴィンは続ける
/ 81ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp