第13章 誰も治せない病
は思った、朝っぱらからなぜこういう状態になっているのだろうと。
相手は確かに人間だが、過去には教えを乞うた師であり。人類最強と呼ばれる男である。
(適いっこないってば!)
だが、ここでは本気でやらないと色んな意味で身の危険である。は自分の持ちうる能力を駆使したためかリヴァイにも容易には捕まらなかった。一方、リヴァイからするとエルヴィンには簡単に気を許し自分には抗うのが面白くなかった。
やがて持久戦となりの息が上がったところで勝負はついた。
は見事にリヴァイに組み伏せられた。
「不合格だ、。教えてやる、お前には身をもって躾てやらなけらば分からねぇみたいだからな。」
「痛いお仕置きはゴメンです」
「あ?誰が痛いお仕置きと言った。気持ちよくしてやる」
そう言うとリヴァイはをひょいと抱き上げるとベッドに下ろした。
には何をされるかは想像がついていた。気持ちよくしてやると言われた時点で恋愛に疎くてもにも分かる。
「ま、待って下さい!リヴァイ兵長。私、その・・・経験ないので・・・」
「それがどうした」
「それに・・・リヴァイ兵長を慕う方々に顔向けが出来ません、」
「何をウダウダ言ってやがる、ヤッていいか悪いかはっきりしろ」
「リヴァイ兵長のことは好きですが!まだ心の準備が出来ていません!」
それを聞いたリヴァイはから体を退けると、ニヤリと笑みを浮かべた
「フン、今日のところはこれで勘弁してやる。」
は冷や汗をかいた額を拭う。
「だが、お前は俺を好きと言ったな。」
「はい。」
「いつかお前のいう心の準備とやらが出来るように仕向けてやる」
「!?」
「俺が逃したのは巨人以外はいねぇからな」
リヴァイはニヤリと笑いながらを見た。