第9章 恋ってなぁに?
「でも、は訓練兵団にいるのに調査兵団に引き抜かれるほど座学は優秀だった。そうでしょ?」
アーレンはそう笑顔で応えた。
「はもう劣等生じゃない。私もいるし調査兵団にも仲間がいて一人じゃない。それで
今は十分じゃない?今度、調整日に帰ってきたら色々教えてね?。」
「うん、私が教えられることがあれば。」
やがて、部屋のドアがノックされる音がするとリヴァイが現れた。
「ほぅ、今日は食堂ではなくて部屋にいたのか。。」
現れた本物のリヴァイ兵長にアーレンは顔を輝かせた。
「お前と一緒にいるのは?」
「初めまして、同室者のアーレンと言います。」
「…お前にも友達がいたのか、アーレンか。いい名前だな。覚えておく。さて、。お前は出発だと言うのにまだ着替えてないのか?」
「リヴァイ兵長、申し訳ございません。私が色々とに話を聞いていたのでが着替えられなかったんです。」
「そうか、では5分で着替えろ、。」
アーレンはこの出来事の一瞬でリヴァイに恋をした。
ドアが再び閉められると同時には急いで着替え出すがアーレンは熱に浮かされたようだった。
「やっぱり噂通りにリヴァイ兵長って格好いい!」
「え?うん、格好いいけど…アーレン急にどうしたの?」
顔を真っ赤にしているアーレンには着替えながらも気をかける。
「は分からないの?この気持。」
「どう言った?」
「恋って言うの。」
「うん…私には分からない。」
やがて着替え終わるとはドアを開けて去って行った。
一瞬で恋に落ちたアーレンをそのままに。
お待たせしてすみません、とは一言断りを入れ馬車に乗る。
「早く乗れ、エルヴィンとペトラが待っている。」
そして一瞬の沈黙の後にはリヴァイに仰天発言をする。
「リヴァイ兵長、さっきアーレンが言ってました。兵長に恋をしたって。」
「はっ、そうか。一目惚れって奴か…珍しくはない。」
「恋ってどんな感情なんですか?」
「は?お前、今まで恋したことないのか?」
「ないです。」