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【進撃の巨人】兵長と劣等生

第5章 乙女の秘密


「まだ初潮が来ていない、彼女はそれが悩みだったんだ」

「そんなことかっ!」


思いもしないの悩みにリヴァイは盛大にため息をつく。


「てっきりガキでも出来たかと思った」

「とんでもない、彼女は純真無垢な乙女だよ。」


少し表情を緩めたリヴァイにハンジが囁く。


「安心したかい?リヴァイ」

「ケッ、何がだ。」

「相変わらずアンタは素直じゃないねぇ。今まで暇さえあれば女を買いに行ってたのに。
本当はが可愛くて可愛くて仕方ないんだろ?」


ハンジはニヤニヤして言う。


「まだねんねの子に手ぇ出すんじゃねーよ」

「はっ!ガキに欲情するほど俺は腐ってねぇ」


そう言い放つと

「邪魔したな」

とリヴァイはハンジに言う。


「気にすんな、まだ思春期の子だ。よくある事だよ」


その後リヴァイはを抱えて去って行った。


翌日、は訓練兵団とは違う鐘の音で目が覚めた。


「ここは?」


見慣れない部屋だった。
普段自分が寝起きしているような二段ベッドではなく簡素ではあるが
大きく清潔な部屋だった。

そして自分の隣を見れば上官であるリヴァイが寝ていた。


「ひっ!リヴァイ兵長!」

「んあ?起きたのか」


リヴァイはウーンと背伸びをするとを見遣り意地悪くニヤリと笑う。


「あ・・・あの・・・これは一体・・・どういう状況なのでしょうか」

「あ?見た通りの状況だが。覚えてないのか?」

「私・・・何かやらかしましたか?」

「ああ、やらかしたな。」


は背筋が寒くなるのを感じる。

確か自分はハンジさんの部屋にいて途中から記憶がないのだ。


「。」


そう言ってリヴァイはを抱き寄せるとはこれ以上ないと言うくらいに顔を真っ赤にする。


「あのっ!近いですっ!」

「今更何を言ってやがる。散々夜に可愛い姿を俺に見せておきやがったくせして」


はハンジが言っていた暇さえあれば女を買いに行ってたのに、という言葉が去来する。

「自分とした事が」

はとんでもない絶望感の中にいた。するとリヴァイはの頭をポンポンと叩きながら愉快そうに言った
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