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【Harry Potter】 Missing Heart

第22章 君への思い


君への思い





は1週間の飛び級試験を終了し3年生へと進級が決定した。が、3年生の魔法薬学に
新しい新課程が追加された。そこでスネイプは頭を抱えていた。


「どうしてこれを私がに教えなければならないのだ。」

「・・・仕方ない、思春期の学生に必要だとのことなのだろう。どうすれば望まぬ妊娠を
避けられるかってことだろうけど。」

「彼女には不要だ。マグルの世界では医療職だ。しっかりとした大人だ。」

「まぁ、そうなんだろうが。その・・・この過程を通して倫理教育を展開する意図があるそうだ。それに妊娠を避ける魔法や魔法薬の存在は必修だろう、セブルス。」

「寝た子を起こす教育だ。」

「どの世界でも望まぬ妊娠が今、問題になっている。目をつぶることが出来ない問題とされているんだ。」


スラグホーンからスネイプに新課程の通達がやってきた。


「君がやりたくないのは分かるが、私の方が分が悪い。思春期の子ども相手に講義
するんだ。」

「私のほうが分が悪いだろうが!大人の女性が相手でしかも医療職者だ!私に対する嫌がらせか、これは。」


しかし、魔法省からの新指導要綱では”必修”と書かれている。


「”必修”扱いなんだから仕方ない。」

「チッ。」


スラグホーンとスネイプは肩を落としながら分かれた。
そしてスネイプは明日、帰省をするを部屋に呼び言葉を選びながら言う。


「マグルの世界では医療者であった君にこのことを確認するのは非常に気が引けるのだが誤解せず聞いていほしい。今、マグルの世界でもこの世界でも望まぬ妊娠の問題が表面化していて新しく”この”課程が加わった。君が今までどういった教育を受けてきたかを証明する資料がほしい。適合すれば免除の申請をする。」


スネイプは新指導要綱をそのままに指し示しながらの反応をみる。
が、の反応は意外にもアッサリしたものだった。


「あ~、必修ですよね、分かりました。学生時代に使っていた教科書を後で両親から送ってもらいます。まぁ、最初から全部受けてもいいんじゃないでしょうか。必修なんですし。」


はうーん、と背筋を伸ばしながら答えた。それに対して彼はなおも顔をしかめているが。


(何がそんなに嫌なのですか?)

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