【Harry Potter】 Missing Heart
第11章 優しさに目覚めたとき
「は今ここにおることによって自分自身の存在意義に疑問を感じておるだろう。それは当然じゃ。今までの”世界”が全て崩れ去ってしまったのだから。じゃが何時かは
セブルスがそれを救うじゃろう。彼女が失った”世界”を彼自身が手を引いて導くじゃろうて。」
マクゴナガルは心配な表情をしているが
「では、セブルスはミスを出来る限り早く卒業させようとしていると
言うことですか。」
「その通り。一見、無理難題とも思える課題や罰則の流れを見れば、それは明らかじゃ。じゃが。実際、体調不良以外では彼女に不測の事態や事故は起きておらぬし、彼の計画は
実に緻密に計画されておる。」
「そしてこれはわしの私見じゃが・・・セブルスはすでに1年を繰り上げようとしておるやもしれぬ。わしはこの計画に対して全面的なバックアップを行おうと思う。」
ダンブルドアは笑顔でそう言っていたが彼のブルーの瞳はまっすぐと霧の向こう側を見ているかのようだった。