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【Harry Potter】 Missing Heart

第10章 体調不良


(彼女がマグルの薬を飲んだという事実は私が把握していたことではないっ!)


と言う言葉を飲み込みながら、強いて冷静を努めてスネイプはマダムポンフリーに言う。

「昼過ぎまでに熱が引かなかったら魔法薬の方の薬を飲ませてくれ。それで干渉は避けられるはずだ。」

「分かりました、でも当校の在庫の薬で効かない場合は・・・」

「私が責任を持って調合する。」


(・・・どうせ、ホグワーツの薬の在庫の殆どが自分が調合しているだろうが)


と毒づきたいが、の管理責任不行き届きの責はスネイプにあるため黙っていた。


一方、はというと医務室のベッドの上でぐったりと横になっている。


「この問題児め。寮に配置されていれば大幅減点してやるところだが。」


の額にデコピンをするが無反応だ。
マダムポンフリーはの熱を測ると驚いた。


「何とまぁ!熱が40℃もありますよ!これで本当に昼まで何もしないつもりですか?」

(くそっ、安全性を考えれば。本当は・・・本当は使いたくないが!)


スネイプは首をすくめる仕草をしながら


「分かった、ポンフリー。魔法薬学教室にある別の解熱剤を持ってくる。」


と、そう言い残すと冷たい視線を背後に感じながら彼は薬を取りにいった。


「解熱したら覚えていたまえ、。」





ハリーポッターがいたときよりも、かなり丸くなったと言われているスネイプだが恐らくが目覚めたときには当時の学生真っ青の罰則が待っているだろう。



その罰則とは有毒食虫植物の蔓の採集だった。



有毒食虫植物の蔓の採集は本来であれば2年生の薬草学で学ぶことだが
スネイプは敢えて、それをスルーしそばで監督をしていたという。
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