• テキストサイズ

【Harry Potter】 Missing Heart

第10章 体調不良


体調不良



ホグワーツにやってきて2ヶ月目。

この日、は非常に体調が悪かった。起床時になぜか体がだるいのだ。鐘の音と共に
起床するといつものようにスネイプは既に起きており自分のデスクに向かっている。

は父親に頼んで送ってもらった水銀体温計で熱を測ると、その原因が分かった。


(熱がある・・・38.7度。これは辛いわ。)


スネイプの目を盗むようにマグルの病院で処方される総合感冒薬であるPL顆粒と解熱剤であるロキソニンを1錠をそっと飲む。そう、これで解熱されるはずだった。
普通であれば。

が、は倒れた。それは朝食後に今日スネイプから教えてもらうはずの教科書を書棚から取り出そうとしたときだった。

バタッという不穏な音にスネイプも気づいた。
物が倒れるような音ではない。人の体が床にたたきつけられる鈍い不穏な音だ。


「?」


驚いた彼はに近づくが既に意識はもうろうとしている。体は熱を持っている。


「熱があるではないか!なぜ言わない?!」


それを聞いたはエヘヘと笑いながらこう言った。

「解熱剤が間に合わなかった・・・かな・・・なーんて。」

「待て、解熱剤とは一体何を飲んだ!」

「PL顆粒とロキソプロフェン錠を一つ。」


の口から出てきた薬の名前はマグルの薬だった。かの魔法薬学教授と言えどもマグルの薬をパッと聞いてすぐに分かるわけはない。
/ 175ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp