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【Harry Potter】 Missing Heart

第7章 第7章 入学準備


「彼女の杖腕は左だ。」

「あの、先生?」

「・・・杖腕とは利き腕と言う意味だ。」

スネイプは幾分面倒くさそうに説明した。だがは分からない。なぜならば昨日ホグワーツに来て以来一度もはペンを握っていない。なぜスネイプがの利き腕を知ったかが分からない。


「なぜ知っているのですか?」

「君を観察していれば分かる。実際にそうであろう?」

「はい、そうです。」

時々、は何となくスネイプが怖く感じている。もちろん、横柄な態度もそうだが
自分の考えていることが見透かされているように思えるからだ。

はいくつかの杖を適当に振ると一つ、良い反応が現れた杖が出たためそれを購入した。
オリバンダーはその杖を見て驚く。


「おや・・・その杖は。リリーエヴァンズと同じじゃ」


それを聞いたスネイプは口から心臓が飛び出しそうなくらいに驚いた。
だが、魔法界に来て日の浅いには、それが誰か分からない。


「リリーエヴァンズさんとは?」

「あなたはリリーエヴァンズを知らんとな?」


はオリバンダーに聞き返すと彼は驚いたように先を続けようとした、が。
それをスネイプは手を上げて制した。


「彼女は魔法界に来て日が浅い。その者については学校で魔法史を習うようになってからで良かろう」


オリバンダーもスネイプの姿を見てハッとしたように口をつぐんだ。
その二人の姿を見ては地雷を踏んだことが分かった。

それ以上はも深く追求しようとはしなかったが、の脳裏にはきっかりと
その名前は刻まれた。

(リリーエヴァンズって誰だろう。)
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