【Harry Potter】 Missing Heart
第6章 マクゴナガルの戸惑いとダンブルドアの確信
マクゴナガルの戸惑いとダンブルドアの確信
その日の午後、マクゴナガルは校長室でダンブルドアに抗議をしていた。
「あの子はやり過ぎです!朝はフルーパウダーを使って私の部屋に彼女を連れてきて、挙げ句の果てにまだ浮遊術すらも習得していないミスに翻訳術をやらせるとは行き過ぎです。事故を起こしたらどうするというのでしょう?!」
目の前で青筋を立ててまくし立てるマクゴナガルを尻目にダンブルドアは微笑みながらアフタヌーンティーを楽しんでいた。
「まぁまぁ、落ち着きなさい。ミネルバ。少し甘いものを食べて落ち着いたらどうじゃね?」
「校長!」
「ふむ・・・、確かに早急かも知れぬのぅ。」
「そうでしょうとも!」
鼻息荒いマクゴナガルにダンブルドアは更に追い打ちをかけることを続けた。
「セブルスの事じゃ。おそらく、呪文学だけではなく魔法薬学や闇に対する防衛術も並行して入学前に教えるようになるじゃろう。」
それを聞いたマクゴナガルは絶句する。
「まさか・・・いや・・・でも。」
「彼の十八番と言うこともあるじゃろうが。おそらくじゃが・・・を早く自らから離してやりたいのじゃろう。」
「離してやりたい?」
「そうじゃ、おそらくじゃがセブルスは早くを自分とは別の部屋にしてやり、校内を自由に歩き。彼女が学びたいだけ学ばせようと考えておるのじゃろう。」
「・・・それでも。急ぎすぎです。」
「確かに、子どもに対してであれば。おそらく体力・精神力共に持たぬじゃろう。
じゃがは良くも悪くも大人じゃ。ミネルバ、自分のこととして考えて見よ。もし君が 魔法界ではなくマグルの世界に投げ出されたとしたらどうじゃ?自由を得るために努力を惜しまぬじゃろう。」
「はぁ。」
「そういうことじゃ。をここの子どもとは同列に扱えぬ、彼女は“自由”を知っている。自由には行動に責任も伴うことは十分に彼女も知っておる。いわば今のは自由の世界から鳥かごの中に取り込まれたようなものじゃ。」
「・・・・・・」