• テキストサイズ

【Harry Potter】 Missing Heart

第5章 思惑


しかも初フルーパウダーはの目を回すのに十分だった。ほんの数秒だがはマクゴナガルの部屋に着いたとたんにガクリと膝を床についた。肩で息をしている様子を見てマクゴナガルはびっくりした。


「ミス!大丈夫ですか?!と・・・いうか、セブルス。なぜ今日、彼女をここに連れてくるのにフルーパウダーを使ったんです?彼女は昨日、魔法界に来たばかりですよ!それに起床時間から5分しか経っていませんよ!校舎を案内するついでに廊下を歩いて連れて来るべきでしょう!」

「お言葉だがミネルバ。この後のミスの予定が押している。悠長に校舎を案内して回る時間はない。」


そう言ってスネイプは杖を一振りして数枚の羊皮紙を取り出した。


「これは学生が必要とする物品リストだ。これを今日中に揃えなくてはいけない。無論、これを製作されたのはあなた自身であるからして知らないとは言われませぬな?」


それを聞いたマクゴナガルはぎょっとした顔をする。


「セブルス、彼女が入学するのは3ヶ月後ですよ。どうして今必要なのです?」

「入学前に学習をスタートさせるからですな。」

「どうしてです?!」


スネイプは表情を変えず続ける。


「まず一つネックになっているのは彼女が英語を理解できないという点。たった3ヶ月で読み書きを習得させることは不可能。ゆえに英語を魔法で日本語へ。日本語を英語へと翻訳させる技能が必須だと思われますが?」

「浮遊術をもまだマスターしていない子に翻訳術を教えるつもりですか?!」

「いかにも。入学時に習得するとすれば教科書の読み、レポート提出などの一切の学習は
不可能ですぞ。」

「翻訳ぐらい、最初はあなたが代行すればいいでしょう!」

「確かに、最初は代行しましょう。しかし、それでは彼女の学びや自立の速度は確実に落ちましょうな。」


それを聞いたマクゴナガルは未だに信じられないという表情だがため息をつきながら
/ 175ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp