【Harry Potter】 Missing Heart
第40章 明かされた関係
明かされた関係
スネイプがの新しい部屋にやってきた時、スネイプはにキスをした。
それはある意味で周囲に対する布石だった。ホグワーツを卒業したは見事に学生を免ぜられたのである。もはや関係を隠す必要もないのだ。卒業と同日に関係を公表するというのもスネイプにとっては意図がある。
それはホグワーツの教員と学生に対するマーキングのようなものだ。
「おやおや・・・セブルスも積極的だのぅ。」
「え゛、あなたたちはそういう関係だったのですか。」
前者はダンブルドア校長で後者はマクゴナガル副校長だ。ダンブルドアは特に驚きもせずニコニコ笑っているが、スネイプとの関係を全くもって疑っていなかったマクゴナガル副学校長にしては青天の霹靂だ。
公衆の面前でキスをされたはワタワタしているが、ダンブルドアはに対して、まるで見ていなかったかのように今後の話を進めていき、魔法省の役人は万事飲み込み顔で去っていた。
こうして嵐のような時間は過ぎ去りダンブルドアが周囲に宣言する。
「さて、わしらはもうここを去ろうかのぅ。若い者の邪魔になるだけじゃ。」
「・・・はぁ。」
どこまでも楽しそうなダンブルドアと魂が抜けたようなマクゴナガルはどこまでも対照的だった。
「さて、これで全て終わったな。」
スネイプ杖を出し何時かかけた複雑な呪文を施した。恐らく何人にも、賢者で知られるダンブルドアに対してでも干渉をさせたくないのだろう。こうして部屋の内部は完全な機密性を保持された。
「どこにいたんです?ずっと探したんですよ。」
誰もいなくなるとはスネイプを抱きしめてわっと泣き出した。にとってはこれが彼との今生の別れとも思っていた。
「魔法省の役人と話をしていた。・・・色々と混み入った事態が発生した。私がマグルの世界での日本とイギリスの2カ所の薬学研究所に在籍する事に決まった。」
「え?」
「と、いうことで私は新学期からスリザリン寮監は免ぜられ、この学校では7年生の魔法薬学だけを教えることになった。やれやれ、またマグルの論理に付き合わされる。君と同じだ。マグルの世界に私も放り出される。」
「お疲れ様です。」