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【Harry Potter】 Missing Heart

第39章 セカンドステージ


セカンドステージ


は卒業式を終えてもホグワーツに残留する事になった。は新しくダンブルドアから与えられたオフィス兼私室にそのまま向かった。場所は南塔にあったかつての部屋だ。


「うわぁ、まんま家にある私の部屋。」


そこにはが普段使い慣れた物全てが揃っていた。

小さな簡易キッチンが置かれており包丁や鍋や食器類が二人分程度置かれている。ちなみに台所の冷蔵庫には調味料やコーヒーなども置かれていた・・・。

そして机にはパソコンやプリンターや卓上ライトが設置されインターネットも使えるようになっていた。気温と湿度が表示される時計もある。ちなみに照明も電気スイッチが採用されていた。

風呂に至っては電子式給湯器で電気洗濯機もある。

「すごーい。一気に実家に帰った気分。」

使い慣れた物に囲まれるのは精神的に落ち着く。は魔法界に移ったという実家に帰る気は一気に失せた。もちろん、一目両親に会いたいのは山々だが育った環境が再現されている環境に精神的な安楽を覚える。それに魔法界にマグルの電子機器を持ち込んだところで誤作動が起きる。ホグワーツにこの部屋を再現したのはある意味でにとっては驚異だった。

やがて、しばらくするとドアを強く叩く音では振り返る。ドアを開くとそこには一番会いたい人がいた。

「!」

入ってきた人物はドアを開くとを抱きしめるとキスをした。
「もう帰ったかと思ったが」

「大学が始まるまで、ここでマグル学の先生の助手として残る事にしたの。」

「そうかね。」

それを聞いたその人物はほっとしたようだった。
ダンブルドアは校長は

「セブルスも積極的だのぅ」

と小さく呟きニコニコと笑っているが後ろから着いてきたマクゴナガル副学校長は絶句していたという。

「ダンブルドア先生にここまで整えてもらって・・・。もう魔法界に移った実家に帰る気も失せたちゃった。使い慣れている環境が一番いいわ。でも、もう少ししたら日本に帰国して一人暮らしの場所を考えなきゃ行けないけれど。」

「ならば、ここから日本の大学に通うかね?」

これにはは驚いた、時間的にも物理的にも不可能だからだ。
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