【Harry Potter】 Missing Heart
第36章 変化
変化
その後、は7年生に進級した。ホグワーツに来て4年目で最短で最上級生へとなったのだ。そして7年生の初日にスネイプに呼び出されは監督生バッジを受け取る。
「今日から7年生だ。そして君がスリザリン寮の監督生を勤める。年頃の子が集まる場所だ。よろしく頼む。」
「一生懸命頑張ります。」
が7年生の最上級になってから、の学習システムは大きく変化した。スネイプの一人制から各教授職への担当制へと変わったのだ。
「専門領域となる7年生のカリキュラムは専門性が強い、によりよい学習環境を整えるには、それが良かろう。それとには最終学年くらいは、せめて普通の学生のように余裕を持って過ごしてほしい。」
というのがダンブルドアの意向だった。だが、スネイプとしてはを監督生にする事に対しては強い抵抗があった。
「・・・今までは南塔以外から殆ど出た事がなく、他の寮生とも交流はほぼ皆無。寮則も知りませんが、それでも監督生をやらせよというご意向ですかな?」
「だからじゃよ、セブルス。今まではある意味でこの学校の中では通常とは異なる時間を過ごしておる。いわば君と1対1の時間じゃ。だが、それではの本来持っている個性や能力を伸ばす事は出来ぬ。この1年では社会に戻る訓練をするようなものじゃ。
責任を持ち部下を束ね、適切に管理を行う。それにはこの学校で行う教育としては監督生をやらせるのが一番妥当じゃろうて。それに彼女の成績も品行も申し分はない。」
更にダンブルドアは続ける。
「そして君もじゃ。君にはスリザリン寮監と7年生の魔法薬学を受け持ってもらいたい。他の学年の魔法薬学は引き続きホラスに頼むとしておる。」
このダンブルドアの意向を受けては監督生としてスリザリン寮へと居を移った、そしてスネイプは本来であれば魔法薬学教室の隣にある部屋に居を移すのだが、事実上。この学校には魔法薬学教師が二人いる都合上、スネイプはスリザリン寮にある監督生であるの部屋の隣に居を移すことになった。