第4章 漆黒の黒い瞳

「アルバス？」

「は愛を知っておる、そしてセブルスは愛を持っている。祈りのようなものじゃ。師弟の愛を以ては彼を、そして彼はをも救ってくれぬかとわしは願っておるのじゃ。」

「しかし、は既に27歳の成人女性ですよ。彼女はしっかりとした自我を持っています。」

「もちろん、彼と彼女の自由意志じゃ。人は死の間際まで成長を続ける。エリクソンの発達課題の話をご存じかのぅ？」

「はい、各年齢に応じて発達する上での課題があるというものですね。」

「そうじゃ、は27歳。導かれる要素は”愛”じゃ。そしてセブルスは45歳の”世話”じゃ。
それらを通して二人は互いに成長を遂げていく事を確信しておる。」

ダンブルドアは長い間目を閉じ瞑目していた。