【Harry Potter】 Missing Heart
第31章 ※秘密の魔法
最初は緩やかに、そして段々とリズムをつけての中に抽送を繰り返すとの口からは切迫したような悲鳴が漏れる。
「あっあっ・・・!もう・・・ダメっ!」
粘着質で淫靡な音が部屋に響く。スネイプからは汗が滴り落ちの体を濡らす。
「落ちるっ・・・!」
そう叫んでは果て、その後にスネイプはの中に吐精して果てた。
2人はその後、穏やかな眠りに落ちていった。
翌朝、が目覚めると既に彼は起きていての隣で魔法薬の専門誌を見ていた。
「起きたかね。」
「えっ・・・あ。」
自分の体を見てみるともスネイプも裸であり、体には複数の赤い跡が残っている。何があったかはすぐに頭の中で記憶が戻る。
(あの後・・・自分は彼に抱かれたんだった)
昨夜の彼の優しい手と熱い体と吐息、そして自分があられもなく上げた声に羞恥が一気に募る。
「風呂にするとしよう。あと1時間もすれば朝食だ」
そう言ってスネイプはの手を引く。
「お風呂って・・・」
「そのまま大広間で朝食を摂るわけにも行くまい」
の下半身には昨夜の痕跡が残っていた。
「あの・・・お風呂くらい自分で入れますって!」
「どうせ2人とも裸だ。一気に済ませればいい」
「ええっ?!一緒に入るの?」
「体を洗ってやる」
そう言うと心から嬉しそうにスネイプはに囁く
「君も私の体を拭いてくれたではないかね・・・?」
はまた昨夜の事のようにならないかとためらったが
「もう今は何もしない。授業がまたあるからな。」
そうだった、今日からまた何時もの日常が戻ってくる。恐らく3時間後には2人とも元の定位置に戻る。
スネイプは教壇に、そしては教室の机に。
まるで何事もなかったかのように、全ては切り離されたかのように。ふたりはまた再び向き合う。
同じふたり、でも全く違う時間がやってくる。
二人で体を洗いあい、湯船で湯に浸かる時間が愛しく感じられる。
他愛もない話をする、その時間が再びシビアな時間に向かい合う勇気をふたりに与えてくれた。
の中に燻っていた焦燥感はさらりと洗い流されたかのように消えていた。