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【Harry Potter】 Missing Heart

第28章 惚れ薬




「さて・・・当初の目的に戻そう。君の持っている”病気が見える。脳・神経”の本を借りたいのだが。」

「どうぞ。」


惚れ薬は盛られるわ、説教されるわでにはどっと疲労感が押し寄せた。


「で、君の今日のこれからの予定はどうなのかね。」

「・・・惚れ薬を盛られるわ、スネイプ先生からお叱りを頂く+減点されるわで起きていてもロクな一日になりそうもないので素直に寝ます。せっかくのお休みですし。」

オヤスミナサイ、と言うとはベッドで寝てしまう。いわゆる”ふて寝”というやつだ。
は凹むとベッドに潜って寝るというくせがある。

「本当に君は危機意識が低いのだな。そう簡単に男の前で無防備に寝るものではない。誘っていると思われますぞ。」

クスクス笑いながらスネイプは掛布の上からを撫でるとは急いで飛び起きる。


「はいっ?全っ然、誘ってませんが?!」

「そうかね、それは残念だ。」

「・・・・・・惚れ薬と言い、これといい男の人はどうしてアレなんですかね!?」


は顔も耳も真っ赤だ。


「少なくとも男とはそういう生き物だ。君は人体のことはよく知っているのに、そういうことに関しては無知・・・失礼‥無関心だな。」


更にスネイプはを慌てさせる行動に出る。


「さて・・・私も疲れたから寝させてもらうとするか。」

「ちょっ?!どさくさに紛れてどこで寝ようとしてるんです?」

「君の隣だ。」

「ダンブルドア校長先生にセクハラとして言いますよ。」

「今更何を。君は私の身体の全部を知っているではないかね。」

「誤解を招くことを言わないでください!」


ムキャーッ!とは声を上げたがガッチリとスネイプに背後からホールドされて動けなかった。


「少しは静かにしろ・・・寝られないだろうが。安心しろ、今はこれ以上は何もしない。」

「これ以上って何ですか?!」

「・・・知りたいかね?では教えて差し上げるとするかね。ミス?」

「知りたくもないですっ!」


結局、はその後動けないまま寝落ちした。


(結局はまだねんねだな。)


口には出さなかったがスネイプはそう思った。
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