【Harry Potter】 Missing Heart
第4章 漆黒の黒い瞳
漆黒の黒い瞳
1時間後、きっかりに魔法省のパーシー・ウィーズリーがを連れて校長室に現れた。
だが、の表情には戸惑いがはっきりと見られた。
(言葉も分からぬ、見たこともない場所では仕方ない、か。)
魔法省からダンブルドアとスネイプに引き継がれる内容はには聞く必要もないため スネイプは敢えて言語交換術をには使わなかった。いやには聞かせたくなかったのだ。
引き継ぎが行われた後にスネイプが杖をに向ける。
は一瞬、恐怖の表情を浮かべたが、それの彼女の杞憂となった。
そして魔法省からのパーシー・ウィーズリーが去って行くとダンブルドアは何時ものあの優しい笑顔をに向けた。
「おう、じゃのぅ?わしの言葉が分かるかのう?君を待っておったぞ、わしがこの学校の校長であるアルバス・ダンブルドアじゃ。」
今まで英語で何を言っているか分からなかったは、急にクリアな日本語が聞こえてきて耳を疑ったように顔を上げた。
「日本語、ですね。」
「おおう、そうじゃ。君の耳には日本語に聞こえておろう。」
それを聞いたは硬かった表情を幾分和らげた。
「では君にもう二人紹介いたそう。一人はこの学校の副学校長のミネルバ・マクゴナガル先生じゃ。専門は変身術じゃ。」
「初めまして。」
そういうとはマクゴナガルにペコリと頭を下げる。
「ミス、あなたは今日からこの学校で魔法界を生きて行くための手段を学んでもらいます。そのためには私たちはあなたを全力でサポートしますよ。」
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」