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夜空に煌めく星たちよ【気象系BL】

第6章 ミルクティーが結ぶ恋【N×A】



その日から俺は、わざと時間を調節し、
同じ時間に自販の前をうろうろしていた。

そんな俺を、潤は笑って見てた。

「和くぅ〜ん、惚れちゃったね♪」

「うっせーよ!」


そしてついに、俺の努力が実を結び、
相葉先輩と大野先輩、俺と潤で、
昼飯を食べる仲になれた。

中庭のその4ショットは、
ちょっと注目の的だった。


俺は密かに優越感を感じていた。
騒いでいたクラスの女子にも、
嫌味を言われたが、全く気にならなかった。

そんなある日。

「今日4人で帰ろっか?
部活、ない日でしょ?」
と相葉先輩が誘ってきた。

もちろん俺は二つ返事。
嬉しくて、舞い上がってて、
目を見合わせ笑いあっている
大野先輩と潤には気づかなかった。

放課後、昇降口に行くと、
相葉先輩しかいなかった。

「なんか、ふたり、用事があるって。
いいよね?俺らだけでも…」

「あっ、はい!」
あまりの展開に声が裏返り、笑われた。

参考書を見たいという相葉先輩と、
本屋に寄り、その後ゲーセンで遊び…

俺にとっては夢のような時間だった。


帰り際。さらに夢は延長戦へ。

「俺んち、すぐそこなんだ。寄ってく?」

「えーっ!いいんですか?」

「うん…迷惑じゃなかったら…」

そう言いながら目を臥せる先輩の横顔が、気のせいかな?

赤かった。


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