第2章 ジェラシーウルフ【M×S】
そんなことがあった日から1年…
相変らず、俺たちの『夜の営み♡』に深くかかわっている相葉くん。
『独占欲の強い潤のジェラシーを利用する』
プロデューサー相葉はそう言いきった。
そんなに上手くいくのかな~?
と危惧した俺の予想を反して、
潤は相葉くんの言う通りの反応をし、
俺の予想をはるかに超えるセックスをした…
それは今までの俺たちにはなかった激しさで…
「ね~♪言った通りでしょ~?
人間はね、優しく大切にされるだけじゃ物足りなくなってしまう生き物なんだよ…
それは翔ちゃんに限らずね」
「そう…なんだ…」
なんか、相葉くんじゃないみたい…
いや、こっちがホントの相葉くんなのかも。
だってほら、そういうことって、今まで深くは話したりしてこなかったから。
まあ、今も、俺たちがこんな話をしてるって知ったら、みんな信じないかもしれないな~
だいいち、こんな相葉くん…
なんかブラックだし(;一_一)
キャラと違うよね?絶対…
こんな相葉くんを知っているのは俺だけ…
「あ、翔ちゃん…これ♪良い物あげるよ…はい♡」
別の仕事の収録から、遅れてきたニノが、俺に紙袋を差し出した。
「…何?」
そう言いながらそっと中を覗き込むと…
「えっ……な、なに?これ?」
中に入っていたのは……