第2章 ジェラシーウルフ【M×S】
今まで触れて来なかったけど、
ニノと相葉くんはつきあってる。
俺が松潤と今みたいな関係になるよりも
ずっと前から…
だけど、ふたりは俺たちみたいに、所謂『The』な恋人関係じゃない…
お互いに別に彼女や、ニノに至っては奥さんまでいる。
だけど、時々二人の時間を作って仲良くしてる…
…らしい。
まあ実際に見た訳じゃないから、二人でホテルで何してるかなんて分かんない…
…分かんないけどさ…
…まさか、夜な夜なババ抜きしてるとも思えないじゃん?
わざわざ高級ホテルにしけこんで…
俺が、ニノに手渡された紙袋の中身に絶句している間、二人は俺の隣で小声で話している。
「今夜、いつものところで…♡」
「うん、OK!…つ~かさ!この前、お前山田と一緒だったよな?…」
「え~?そうだっけなぁ~?」
「誤魔化すなよ!何してたんだよ、二人で!!」
「別に~。ゲームだけど」
「あ、やっぱ一緒だったんじゃん!」
「俺、否定はしてないよね~♪」
「おい!!詳しく聞かせろよ!」
「だから~、ゲームをさ…」
「じゃあ、始めま~す!」
「「は~いっ!」」
スタッフに呼ばれて、二人の話は中断した。
…………(´・ω・`)??ンッ?
俺、
なんか今、
凄いことに気付いちゃったような…
「櫻井さ~ん!」
「あ、はーい!」
【 END 】