第1章 仰せのままに…【S×M】
「松潤…またぁ~、ふざけて~」
凍り付いたような空気を和ませようと、
相葉くんがわざと明るく言ってくれた
なのに、俺、
「俺、立候補してもいい?えっと…もし、翔くんさえよかったら…だけどね…俺、あの、全然後腐れないと、思うし…」
「…松潤…」
あああああああ、俺ってば、とんでもない事言った!!
何やってんだよ、俺!!
だけど、もう、口から出てしまった言葉は戻せない
だったら…
大きく息を吸い込んでから俺は言った
「俺…ずっと…ずっと前から、翔くんのことがさ…」
「「「ちょ~っと待ったぁぁぁ!!」」」
はっ??(;・∀・)?
声のした方を見ると、
3人が、俺と同じく右手を上げていた
ん???
何だ、これ??
意味が分からず固まる俺に、
「松潤が言うなら、俺も言わせてよ!」
「そうだよ~、俺だって、言いたい」
「…俺も、ずっと、我慢してた…」
う、嘘っ…でしょ??(゜゜)
なんと、俺が清水の舞台から飛び降りた直後、
下に落下する前に、参戦してきた…
しかも3人同時に!?
どういうことだよ??
当の本人は、どんな顔してるんだろう?
そう思ってコソッと見ると、
翔くんは、椅子の背もたれにふんぞり返って
(松潤にはそう見えたらしい…)
腕組みをして少しだけ笑っていた
……こんな時だけど、
やっぱ、翔くん、
カッコいい…( *´艸`)
ニノが相葉くんを見た
相葉くんが大野さんを見た
大野さんは俺を見ている
さて。
この後どうしたらいいんだよ?
俺の告白だって、
途中でぶった切られたし…(・_・)