第1章 仰せのままに…【S×M】
それって、どうゆう…??
喉まで出かかった言葉を飲み込んで、
俺は翔くんの次の言葉を待った
他の3人も何も言わない…
いつも茶化すニノも、
直ぐに食いつく相葉くんも、
……まあ、大野さんはいつも通りか
すると翔くんは
「女の子ってさ~、直ぐに結婚したいオーラ出すじゃん?あれってさ、俺を嵐の櫻井翔だって、分かってんですか?って聞きたいよな~
こんな言い方すると、すげえ驕ってるみたいだけどね?」
いやいや、実際そうだから…(;'∀')
ゴクリッ…
あっ!やべっ///喉が、か、勝手に…
「もういっそのこと、女やめて、後腐れなくつき合えちゃう、男にする…とか~?」
え…え…(;゚Д゚)
しょおくん…今何て??
ああ、でも冗談だよな~?
そんな事本気で思ってる訳…
な、な…ないよな~(;^ω^)
「ほ、本気かと、思っちゃった」
ニノが笑いながら、いつもみたいに軽くいなす
だよな~…もう、翔くん、びっくりさせな…
「本気だよ、俺」
うっそっ…(@ ̄□ ̄@;)!!
う、嘘でしょ~!?
「まあ、いくら何でも、そんな簡単に都合のいい奴なんか、見つからないよな~
『○○さん、俺にお釜掘らせてください!』なんて言ったら、ドン引くわな…大体今って、そんな言い方しないのか…」
(((…えええっっ!?)))
気が付いたら、右手を真っ直ぐに天に向かって突き上げていた
あ……
翔くんが見てる
俺のこと…
まんまるな、どんぐりみたいな目で。
俺の大好きな、大きな水分の多い瞳で…
4人の大注目の真ん中で、
俺は上げた手を下ろす方法さえ、分からなくなっていた