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夜空に煌めく星たちよ【気象系BL】

第2章 ジェラシーウルフ【M×S】




肩をゆっくりと上下させ、思う存分酸素を取り入れる。

出迎え早々叩きつけられたキスに息を乱す俺を放置して
潤はリビングへとまっしぐらに突き進む。

「あ、ちょっ…潤、何?」

俺は急いでリビングに入っていく潤の背中を追った。


「居ない、みたいだな?」
「居ないって…何が?」
「相葉」

えっ?
相葉って……しかも呼び捨て…

「いる訳ないじゃん!何、言ってん…」

「翔!」
「へっ??」

潤は俺の手首を掴んで、グッと顔を間近に寄せ、

「シャワーするから来て!」

そう言うが早いか、俺の返事も聞かずに、勝手知ったるバスルームへ、ずんずん歩いていく。


「…あの…俺もう…風呂、入ったけど…」

なんとか反論を試みた俺を、潤はギロリと睨んでから、

「じゃ、側で見てて」
と言った。

側で…って。
見てるって…何を…

困惑する俺の横で、潤はパッパと着ているものを脱ぎ捨てていく。


……相変わらず、綺麗な身体…
無駄がなくて、色白で…

それに……

見慣れた潤の裸に見惚れていると、

「翔も脱いで」
「えっ?」
「側で見てて、って言ったよね!?」
「言ったけどさ…」
「早く!」
「……」


今日の潤には何を言っても無駄だから…

こんなに頭から湯気が出るほど怒ってても、ちゃんとシャワーする辺りは、
潤だな~…って思う。

頭の中スパークしてても、
最低限のエチケットは心得てる。

別に俺は、そのまま抱かれてもい…


「翔!何やってんの!!早くっ///」



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