第1章 仰せのままに…【S×M】
「ニノと雅紀も一緒に来るといいよ♪」
「一緒に?」
「ど、どういうこと?」
急に袖からステージ上に引っ張り出されたJr.だって、もう少しましな顔出来るだろう、ってくらいに、ニノと相葉くんは間の抜けた顔で翔くんを見た。
そりゃあ、そうだよな……
ほんの1秒前まで、蚊帳の外もいいとこで…
その状況に寧ろ、心底ホッとしてたんだろうに。
『イッショニクルトイイ』
えっと……?
それはもしかして、健全な嵐会でもやりたいということなのかな??
美味しいものでも食べながら、
『あのロケ、過酷だったよね~(#^^#)』
的な思い出話でもしたくなった…とか??
「そうだよ!智くんと潤だけじゃなくて、その横でニノと雅紀もセックスする♪
それを見ながら、俺は酒でも飲んでさ~!(^^)!」
「その横で?」
「セックス…する??」
にのあいが、仕事では絶対に見せないような、隙だらけのマヌケ顔で翔くんの言葉を復唱してる
「あのさ」
予想を逸したカオスな現状に、大野さんが口を開いた
「翔くん、今夜は松潤を誘う気でいたんでしょ?だったらそれでいいじゃん…残念だけど、今日は引き下がるから、また今度…」
「いや」
大野さんの言葉を途中で遮って、翔くんが勝ち誇ったようなドヤ顔で言った
「もう決めたんだもん!今夜は、ど~っしても二組のセックスが観たくなったの!
んで、ムラムラして来たら、俺も参戦する!!」
さ、参戦…って…?
そんな乱交紛いの…(;゚Д゚)
↑乱交紛いではない
まさに、『乱交パーティー』です