第1章 仰せのままに…【S×M】
「もしさ。……あ、もしもの話だよ?
潤がね……いつも、俺のこと好きだ好きだって、翔くんだけだよ❤️何て言ってる潤がだよ?」
……か、顔が熱い…(≧▽≦)
み、みんなの前で、わざわざ発表しなくたってさ///
「そんな潤が、俺の見ている前で、別の誰かに…まあ、さっき思いついたのは、智くんだけど…
鳴かされてるのを見たら、どんな気持ちになるんかな~?ってさ…」
「…翔くん…」
立ち尽くし、絶句したのは大野さん…
そりゃあそうだろう。
今夜の夜のお相手は俺に決まりだって、そう信じて疑ってなかっただろうに…
急に自分も土俵の上に引っ張りだされて…
しかも、別のヤツとヤレ!ってさ…
そりゃあ、頭ん中、パニック状態になるわな~
成り行きを、息を顰めるように見守っているのは、ニノと相葉ちゃん…今回は自分たちには関係ないって思ってるからだろうけど…
「あ、別に逆でもいいんだよ♪」
「ぎゃ…逆って…?」
あっ、声が裏返った…
「潤が智くんを抱くってこと🎵」
「「ええっ!?」」
大野さんまで裏返った!
そしてハモった
「あ~、それいいね!考えてなかったけど…」
翔くん……本気だ
ふざけてる訳じゃないんだ…
……どうしたら…??
そっと、大野さんの様子を盗み見ると、彼もまた、俺のことをちらっと見ていた
目が『どうすんだよ!?』って、そう言ってる
マジで。
どうしたら……
「あ、そうだ!いいこと考えた!」
嬉しそうに翔くんはこそこそしてるにのあいを見た
えええ??
まさか、そっちも!?
俺と大野さんは、
キョトンと同じ顔して翔くんを見ているにのあいへと、視線をシフトさせた
翔くん…
いいことって、いったい…??