第24章 IN THE SUMMER【S×A×N】
「ん…っ…やっ…ぁ…」
相葉さんの舌が、首筋から胸を這い、俺の弱いところを甚振る。
「…っ…んん…」
翔さんが俺の咥内を隅々まで舐めしゃぶる。
男3人が絡み合うにはやや手狭なベッドの上…
触れる肌が熱い…
「…ニノ…可愛いよ…」
「ニノ…感じてるの?…」
気持ちいい…
感じてる、なんてレベルじゃなく…全身で二人のこと感じてるよ…
ふたりのくれる甘くて熱い刺激が全部、俺の身体の体温を上げ、甘く蕩けさせる…
頼りない左手を伸ばすと、翔さんの脚の間…
形を変えた、もう完成形のモノに触れた。
「あっ…」
「ニノ…触って…もう、そんなになっちゃったんだ…」
そっと手のひらで包み込むと、
「ニノ…俺のも…ほら…」
反対側に目を向けると、膝立ちして見せた相葉さんの中心…
お腹につきそうなほどに張りつめている…
そっと手を伸ばすと、腰を前に押し出して、俺の手に平に熱を押し付けてきた。
……ふたりとも、俺でこんなに欲情してくれてるんだ…
両手で同じように扱くと、二人は気持ちよさそうに目を閉じた。
……愛されたい…
ふたりに…
ふたりの愛情に身も心も包まれたい。
「……これ、俺の…中に…欲しい」
「…ニノ…」
「ニノ!!」
嬉々として目を見開いた二人のアレが、俺のての中で脈打った。
…こ、こんなの入るかなぁ〜(・・;)
一瞬、不安が顔を出たのかな?
そんな俺に、翔さんは、
「もう、十分待ったからね…今夜は、逃がさないよ…」
と言った。
その低音に、ゾクリッと背筋を冷たいものが駆け抜けたと同時に、
身体の一番奥のところにある小さな炎に、灯が灯ったような気がした。