第24章 IN THE SUMMER【S×A×N】
「…あぁ、気持ちいいよぉ…もっとぉ…あっ…」
翔さんの…
相葉さんの…
口と手と言葉と……
その全てが俺を直ぐに高みに連れていく。
……ああ、また、イッちゃいそう…
その時。
「…ねぇ…ニノ、もう、大丈夫だよね?」
動きを止めて、ふたりが俺を見つめる。
大丈夫…?
って。
大丈夫ではないけど……
それって、つまり。
……そういうこと…だよね。
時間をかけて、おかしくなるくらいに気持ちよくしてもらって…
何度も出してもらって。
しかも、潮…まで…(≧∇≦)
今度は俺がふたりを……
「うん…大丈夫…」
消えそうなその言葉に、ふたりはハイタッチした。
「じゃ、『ハジメテ』は俺が貰うよ♥️」
翔さんは、そう言って俺の横に膝立ちした。
目の前には、猛り勃つしょうさんが…
「ほら、ニノ!」
相葉さんが投げて寄越したのは四角い小袋。
……えっ?
「…ニノが、着けて…」
「…う、うん…」
こんなの、使ったことないよ…
残念ながら。
ふたりに見守られながら、そっと袋を開けて中身を取り出す。
丸くて薄くて、少しぬるっとしてる。
こういうのなんだ…
思わず凝視してしまい固まっていると、
「ほら、ニノ…被せてよ…」
腰をくっと前に出し、上向く滾りをピクリと揺らせて見せた。
「…うん…」
し…心臓が…飛び出し、そ。
そっと手を伸ばししょうさんを握った。
すごく熱くて、硬かった。
これが俺の中に……
そう思ったら、ゴクリッ、と…
ビックリするくらいに大きな音を立てて、喉が鳴った。