第24章 IN THE SUMMER【S×A×N】
そっと入り込んできた舌先が、俺のを優しく絡め取る。
「…んふっ…ぁっ…っ…」
また…
自分のじゃないみたいな声が漏れちゃう…
恥かしくて、相葉さんの胸を押して逃げようとしたけど
上手く力が入らないし…
首の後ろを押さえられててできなかった。
蕩けるような舌遣い…
でも決して強引じゃなく、俺の反応を確かめながら、ゆっくりと…
「…ニノ…可愛い…」
「…ん…ふぅ…あいば、さん…」
「…雅紀で、いいよ…」
そんな、急には…無理……
……えっ??
相葉さんのキスに、蕩かされていて気付かなかった。
いつの間にか背中に翔さんが回り込んで、そっと腕を俺のお腹に絡ませてきた。
「…あ、やっ…」
………そう。
相葉さんの緩急つけた巧みな舌遣いのせいで、俺のパンツの中の、コレが、アレな訳で…
翔さんの手が、ソレの少し上にあるわけで…
↑アレだか、ソレだか、指示語が多い…
どうしよう!
気づかれちゃう(;>_<;)
翔さんの手が、優しく俺の身体を這う…
前からは相葉さん、
後ろからは翔さん…
ふたりに甚振られて、
身体中の熱が一点に集まってくる。
「…やっ…アッ…やめ…て…」
「ニノ、感じてるの?大きくなってるよ…ココ♪」
言うが早いか、翔さんはパンツの上から、硬く質量を増したオレを掌で包み込んだ。
あああ、嘘だ…
バレちゃったじゃん(;_;)
相変わらず、オレの口の中を、優しく愛撫し続ける相葉さんと、
薄い布地越しに、オレを何度も擦り上げる翔さん…
俺はもう、膝の力が抜けてしまって、立っていることさえ儘ならなかった。