第24章 IN THE SUMMER【S×A×N】
「…あ、あの…俺…」
こういうのは初めてで。
ドキドキがもうマックスを越えてしまい、泣きそうになる。
「ニノ…ごめんね…ニノの気持ちも考えないで…」
「俺たち、ちょっと焦りすぎたかな…」
「今日は、もうやめよっか…?」
え……やめる?
この状態で?
それはそれで、困るというか…
残念というか…
心なしか、俺のオレ、翔さんに手を引っ込められて、少し…いや、結構ガッカリしてるし…
「あ、あの…そうじゃなくて…」
4つの目が、『んんっ??』って、俺を見つめる……
「…えっと、その、なんていうか……
シャ、シャワー!
そう。かくれんぼで汗、かいたし…シャワーして、スッキリしてから…
あ、そういう意味じゃなくて、その…」
何言ってんだ、俺…
これじゃ、初めてだけどやめないで…って。
もっと先につれてって欲しい…って。
そう言ってるようなもんじゃん!!
恥ずかしい〜(>_<)
「そうだよね♪じゃ、シャワー、一緒にしよっか♥️」
「ええっ?一緒に、って、いや、でも…」
そういうことじゃなくて、ひとりで綺麗にしたいのに…
「任せたよ♪」
「おっけ(^-^)v」
…相葉さんに見送られ、翔さんに手を引かれた俺は、脱衣所に。
「ニノ…ごめんね、展開が急で…」
そう言いながら、翔さんは着ているものを脱いでいく。
「…なかなか言えなかったんだけどさ、今日は神様が与えてくた千載一遇のチャンスだって、そう思ってね♪」
一糸纏わぬ姿になった翔さんは、そう言って笑った。
ま、眩しくて…
どこ見ていいのか、分かんないし…
……翔さん…想像してたより…
立派…かも…(〃∇〃)
↑ちゃんと見てるやん!