第24章 IN THE SUMMER【S×A×N】
「友達?恋人じゃなくて~??」
「あ、いや…それは、だって…」
「俺は、ニノが俺たちふたりの恋人になってくれればいいな、って…
そしたら、楽しいだろうな~、とか、幸せだろうな~って…そう思ってたんだ」
相葉さん……
「焦らなくてもいいよ、いいけど…でも…
友達ってことは、俺たちは、ニノといる時、恋人感出せないのかな?」
…翔さん…
「え~、そんなの無理だよ!翔ちゃんとイチャイチャしたいし、エッチもしたいし!」
エッ、エッチ…?ヾ(≧▽≦)ノ
思わず想像してしまった…
ふたりの…エッ、エッチ…
………
ダメだ!!!
経験不足な俺には、濃いフィルターがかかってしまい、二人のそういうシーンは想像できない。
「じゃあ、ニノといる時はそういうのは我慢してさ、ニノが帰ったらヤレばいいじゃん」
ヤレば…って、翔さん…(;'∀')
「あ~、そっか…まあ、友だちだって言ううちは、そうなっちゃうのか~…」
「だろ~?」
「まあ、しょうがないかっ!ニノが帰ってからは我慢してた分、逆に燃えるかもしれないしね♡」
「バーカ(^-^)」
バカが優しいってば!
もうなんか、絡め合う視線がすでに甘いし…
笑いあっちゃってさぁ~…なんかやらしい…
………俺は、この中には入れないのか~…
だって、友達から…だし…
そう思ったら、胸の奥がキュンっと音を立てて鳴いた。
…………
そんなの…
そんなの、ヤダよ……
…………
「や、やっぱり、俺も恋人にしてよ」
既にイチャイチャし始めている二人に、気が付いたらそう叫んでいた。