第24章 IN THE SUMMER【S×A×N】
「あ~あ、ニノ、クリームパン半分になっちゃったね?それにしてもさ、ニノの手ってクリームパンみたいだよね?」
「…クリーム……」
「ちっちゃくて、プニプニ♪触ってみてもいい~?」
「…触って…」
………
「あれ?何で手繋いでるんだよ?」
「手?」
見れば、相葉さんが俺の手を握って手のひらをムニムニ押していた。
「なっ///やめっ///」
慌てて手を引っ込めると、翔さんは可笑しそうに笑って、
「ニノって、ホントに可愛いね(^-^)」
と…そう言った。
…………
この二人って…
もしかしてさ、
もしかするのかな?
そしたら、
俺は……
俺は…
そして今日は駒沢公園での『オフィシャルかくれんぼ』の日。
今年度の初のちゃんとした活動だ。
まあ、平たく言えばいい大人が公園を全面使ってかくれんぼをして遊ぶ…
参加者はこの日も30名ほど。
「今日初参加の子もいるから、簡単に説明します!
基本ルールは鬼1人、鬼以外は『子』と呼びます。
子は、制限時間が過ぎるまでフィールド内で鬼に見つからず隠れ切れれば勝ち。
かくれる時間10分です。鬼は目をつぶって待機し、探す制限時間は…今日は1時間にします!
最初だから、鬼は雅紀がやります。」
「よお~し!みんな直ぐに見つけちゃうぞ~!」
「ふふ…頑張って♪
で。今回は、1回だけ行い、その後芝生で反省会をして昼に部は解散になります。
公式のルールをそこで学んで、次からやってみましょう!」
難しい事言ってるような気もするけど、やっぱりかくれんぼはかくれんぼだ…
これで国際大会とかあるっていうんだから、なんか凄いよな~